top > 田老町漁協の概要

田老町漁協協同組合について

①漁協の特徴

  1. 昭和8年の三陸大津波罹災後に漁協の前身である漁協会当時に、旧田老村の3漁協会が合併(水産業協同組合法に基づく漁協の設立登記日は昭和24年9月27日)
  2. 漁協自営の海藻加工事業(昭和27年から着業・海藻加工事業は全国唯一)
  3. 養殖わかめのボイル塩蔵加工品を地域ブランド商品として販売。商品名は「真崎わかめ」(H20年に地域団体商標取得)
  4. アワビ増殖事業のために、昭和56年度からアワビ稚貝60万個、平成7年度からは、120万個を地先漁場に放流。震災によって途絶えたが平成27年より再開。
  5. アワビ・ウニ等の密漁防止のために、周年の漁場監視活動を実施。
  6. 地区内の田老川・摂待川の2河川で、サケの孵化放流事業を行い、毎年4,200万尾の稚魚を放流。 (平成12年度から200万尾の海中飼育放流を実施)
  7. 平成7年度から組合員の互助組織「組合員福祉共済会」を設置し、組合員の各種漁業共済掛金・火災共済掛金・漁業者年金掛金の一部助成と組合員脱退一時金の支給財源の積立と支給を実施。
  8. 平成16年10月8日にJFたろう加工場が、ISO14001の認証を取得。
  9. 平成16年から「真崎わかめ」のトレーサビリティシステムを導入。
  10. 平成23年の東日本大震災により壊滅的被害を受けるも、平成27年の真崎わかめ二次加工施設完成によって、被災した漁業施設の復旧を終えました。

②漁協の規模(平成27年3月31日現在)

  1. 組合員数
    正組合員405人、准組合員169人、合計574人
  2. 漁船
    725隻
  3. 出資金
    426,170,000円
  4. 資本金
    1,262,048,743円
  5. 水揚金額(26年度)(単位:千円)
    鮮魚 282,861
    養殖 561,386
    天然採介藻 212,463
  6. 養殖施設台数
    470台
  7. 養殖経営体数
    70
  8. 施設
    1. 事務所
    2. 荷捌所
    3. JFたろう加工場
    4. アワビ種苗生産施設
    5. 給油施設
    6. サケ・マスふ化場(田老第2・3、摂待)
    7. 鮭ばんや
    8. 海藻類共同乾燥施設
    9. 製氷貯氷施設
    10. 海藻類種苗生産施設
知財功労賞表彰式1
知財功労賞表彰式2

③漁業生産施設

  1. アワビ増殖わかめ・コンブの養殖種苗
    1. アワビ種苗生産施設(平成26年2月に再建)
    2. 広域コンブ・わかめ促成種苗生産施設(昭和57年度完成)
  2. サケの孵化放流
    1. 田老川(田老第2・田老第3の2孵化場で1,800万尾育成放流)
    2. 摂待川(平成25年3月に再建した摂待の孵化場で1,550万尾育成放流)
  3. 加工・販売
    1. 真崎わかめ一次加工施設(加工能力80t/日)
    2. 真崎わかめ二次加工施設(作業員70人稼動)
    3. 製氷施設(製氷能力10t/日・貯氷20t)
    4. 地方卸売田老魚市場(震災で骨組みだけ残り、平成25年3月改修)
  4. 養殖施設
    1. わかめ・コンブの養殖施設規模と経営体の推移
      年 度 経営体 わかめ施設(千m) コンブ施設(千m) 総 計(千m)
      平成21年度 93人 121.3 117.3 238.6
      平成22年度 94人 (震災で破壊)
      平成23年度 75人 87.8 87.8 175.6
      平成24年度 75人 87.8 87.8 175.6
      平成25年度 70人 89.2 89.2 178.4
      平成26年度 70人 92.4 82.6 176.6
  5. アワビ等の大規模増殖場
    1. 田老地区大規模増殖場(真崎地先11.6ha)
    2. 青野滝地区地先型増殖場(青野滝地先12.7ha)
    3. 栃内地区地先型増殖場(栃内地先6.9ha)
    4. 栃内地区地先型増殖場(栃内地先6.9ha)

④漁業権

  1. 第一種共同漁業権
    漁協権番号 ・一共第103号(小本浜漁協との共有)
    ・一共第104号(単独)
    漁業種類 アワビ漁業 ウニ漁業 わかめ漁業 コンブ漁業 まつも・ふのり漁業
    行使日口開け日 指定日と口開け日
    使用漁具 鈎・箱眼鏡 タモ・箱眼鏡 鎌・撚棒・箱眼鏡 鎌・撚棒・箱眼鏡 小刀
    漁期 11月~12月 5月~8月 3月~5月 8月~10月 12月~5月
    備考 行使は、小本浜漁協と同時に行う。
  2. 第二種共同漁業権【二共第102号(重茂漁協と宮古漁協と共有)】
    漁協権番号 二共第102号(重茂漁協と宮古漁協と共有)
    漁業種類 ・いかり止刺網漁業(100ヵ統)
    ・雑魚磯建網漁業前期・後期(10ヵ統)
  3. 一種区画漁業権
    漁業種類 ・わかめ漁業・コンブ漁業
    漁場名 樫内・栃内・沢尻・小港・かるまん崎・芦沢 の6漁場
  4. 小型・大型定置網漁業
    漁場名 赤島・佐賀部の2漁場(大型)
    大丸磯漁場(小型)
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